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教えて船橋アイ Vol.02

南関東公認予想士小林隆之さん
が船橋競馬を徹底解説

船橋競馬に精通した、「場立ち」でおなじみの南関東競馬公認予想士、「狙い撃ち」の小林隆之さんが予想士ならではの目線でレースや船橋競馬を予想するうえでのポイントを解説!
パドックの見方や穴馬の狙い方など、ファン必見の記事はこちらから↓

――船橋競馬を予想するうえで重要なポイントは?
小林 予想を組み立てる上で主に柱としているのが①「馬場状態」②「馬の格(実績)」の2本です。
このあと詳しく解説していきます。

① 馬場状態から見る予想のポイント
小林 参考までにまずは直近2開催の位置取り別成績です。

      C
     B
3角←←A D E

A=逃げ
B=外2番手
C=外3番手
D=内3番手
E=D直後のイン

令和2年度12回船橋(3/15~3/19)
A 13- 7- 8-32
B 16ー13ー 8-23
C  8-11- 7-34
D  5- 5- 5-45
E  2- 3- 3-52

令和3年度1回船橋(4/5~4/9)
A 11- 9- 5-35
B 12-17- 7-24
C 18- 8- 7-27
D  2- 2- 4-52
E  1- 1- 5-53
(左から1着-2着-3着-着外)

上記の数字が示す通り先行有利の開催が続きましたが、3月から比べ1回船橋では道中インコースより外め追走の方が、好結果が出易かった事が分かります。
この様にまずはどのポジションが勝利への近道かを見極めます。最近の船橋は外好位理想の馬場が続いていますが、突然「内外」や、「逃げ差し」の有利不利が入れ替わる事も希に有ります。
そんな時こそ現場でレース間際に決断を下せる我々公認予想士の出番、という事になる訳です。

② 馬の格(実績)から見る好走馬・穴馬の狙い方
小林 ファン心理として冴えない成績が続いていると狙い難いと思いますが、果たしてスランプや力不足で結果が出ないのか、内容の有る、一変の余地を残す負け方だったのか…
①で前述した馬場傾向と逆行したコース取りだった馬、展開が向かなかった馬は着順度外視で狙う価値大です。
また南関東の競馬は年齢によってクラスが細かく分けられ、半年に1度そのクラスが見直されますが、かつて何階級も上で戦っていた格上は走る下地が有るわけで、思い切って狙ってみたところ思わぬ高配当に辿り着けた、という事も少なくありません。
3歳(2歳)の条件戦は開催毎にクラス分けをする金額の幅が違うので、例えば獲得賞金100万の馬が前回は100~200万のクラスに振り分けられた為奮わなかったけれども今回は30~101万で区切られた、とすれば当然相手関係が有利になるので着順の悪さから人気に推されない様なら絶好の狙い目、となる訳です。
他にも穴馬を狙うポイントは様々有りますが、馬券が買える材料を僅かでも見付けたらハイリターンが望めるだけに積極的に買い目に加える様にしています。

――パドックでは馬のどの部分に注目している?
小林
 パドックでのチェック項目は多々有りますが十人十色ならぬ十馬十色。初見で良し悪しの判断はしにくい物です。一つファンの方の参考になる点を上げるとすれば、イレ込んでいる先行馬、気合い乗りに欠ける差し馬は割り引きという事でしょうか。逆に言えば逃げ馬が厩務員さんに引っ張られる様に歩いていても、差し馬が今にも暴れ出しそうでも気にしない方が良い結果に繋がる事が多いです。

――第2回開催の注目レースかしわ記念(JpnⅠ)のポイントは?
小林
 かつてホッコータルマエがここを皮切りにGI(JpnI)を10勝した様に、かしわ記念は今後のダートグレード戦線の主役候補を占う重要な一戦です。
かしわ記念と言えば恒例となった市立船橋高校吹奏楽部の皆さんによるファンファーレ生演奏。昨年はコロナ禍でテレワーク演奏でしたが、リモートとは思えない素晴らしい演奏を披露してくれた事は非常に印象深く心に刻まれています。
さて、今年のかしわ記念。JRA選定馬6頭が発表されました。インティ、カフェファラオ、サンライズノヴァ、タイムフライヤー、ワイドファラオがGI(JpnI)勝馬で近走、好走を続けているソリストサンダーも含め強力豪華なメンバーが船橋に顔を揃える事になります。
やはり大将格は左回りのダート1600mで3戦負け無しカフェファラオでしょう。初の地方参戦で人気を裏切った昨年のジャパンダートダービーでしたがこの時は右回りの2000mで初のナイター競馬。得意の条件なら譲れないところです。
迎え撃つのは川崎記念でオメガパフュームやダノンファラオといった中央の実績馬を文字通り寄せ付け無かった地元船橋のカジノフォンテン。前走勝利後すぐにかしわ記念への参戦を表明していた通り、地元代表としてここに向けて万全の仕上げで望みます。JRA勢が勝利を続ける中、2011年フリオーソ以来の生え抜き馬戴冠なるか大注目です。
配当的な妙味で1頭挙げればモジアナフレイバーです。昨年、一昨年の南部杯での走りや、コロナ禍でドバイまで海を渡りながら中止になり出走は叶いませんでしたがゴドルフィンマイルへの挑戦等、左回りのマイル戦に高適性を示しており、同馬を絡めた馬券を狙ってみたいところです。

※インタビュー当日(4月20日)時点での内容になります。

――船橋競馬の注目ジョッキーは?
小林
 船橋の注目騎手は2名。若手ながら騎乗技術は確かで他場からの騎乗依頼も増えている岡村健司騎手。きっかけさえ掴めば南関東リーディングでの上位食い込みも期待される有望株です。そしてもう一人が人気薄での好走が目立つ仲野光馬騎手。終い迄しっかり脚を使い切れるジョッキーで、もっともっと騎乗機会に恵まれて欲しい。穴党のみならず要チェックです。

――今開催の見どころは?
小林
 船橋競馬第2回開催はかしわ記念を含め豪華重賞3本立て。3歳短距離王を決める優駿スプリントに向けての前哨戦、記念すべき第1回若潮スプリント。昨年の1、2着馬が着順を入れ換えダービーでワンツーを決めた東京湾カップ。3歳世代の頂点を決める争いに目が離せません。皆様も是非楽しんでいただけたらと思います。