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教えて船橋アイ Vol.05

石崎駿騎手インタビュー

船橋所属騎手にスポットを当てた「ジョッキーズインタビュー」。第3回は今年でデビュー20年の区切りを迎えた石崎駿騎手にご登場いただきました。
船橋ジョッキーズフェスティバルでも現在2位(11月24日現在)と決勝ラウンド進出圏内にいます。

――2001年のデビューから今年で20年。もうすぐ通算1500勝になりますね。
石崎
 数字は意識しないようにしているのでそう気にしていません。
20年を振り返ると体重との闘いだったような気がします。とにかく風呂に入って、これまで10トンくらいは落としたんじゃないでしょうか(笑)。

――お父さまは船橋競馬に偉大なる功績を残した石崎隆之元騎手。騎手を志したのにも影響があったのでしょうか?
石崎
 親父は「なりたいならやればいい」って感じでした。中学生からJRAの競馬も見ていましたし、親父が盛んに中央にも乗りに行っていた頃で興味を持ちました。
乗馬を始めると馬に乗るのが楽しくて毎週1人で成田まで乗馬に通っていたくらい。騎手じゃなくても馬に携わる仕事がしたいと思っていました。

――お父さまと初めて一緒のレースに乗った時のことは覚えていますか?
石崎
 それが覚えてないんですよ(笑)。
JRAの騎手学校をやめて厩務員をしてから20歳で騎手になったので、ずっと同じ場所で働いていた。そのせいかあまり意識してなかったのかもしれません。
そうそう、2人でいっしょに落馬したのはよく覚えています(笑)。船橋の4コーナーで馬体故障で競走中止した馬に2人とも引っ掛かってしまって。
親父は「綺麗に乗れよ」というだけで細かいアドバイスをするタイプではないし、自分もアドバイスを求めたことはありません。

――重賞39勝されていますが、印象深い馬はいますか?
石崎
 自分で調教にも乗っていてどんどん変わっていく手応えを感じていたグッドストーン(2005年平和賞)。調教でも手を焼く馬だったんですが、自分で仕上げて重賞を勝ったときは嬉しかったですね。
ベルモントノーヴァ(2007年しらさぎ賞・トゥインクルレディー賞・東京シンデレラマイル)も思い出深い。乗りづらくてバランスが悪かったのをイチから修正して、そこからいろんな競馬ができるようになった。足りないひと押しができたのかなって思います。

――厩務員時代には、のちに四冠馬になるトーシンブリザードを担当していたんですよね?
石崎
 デビュー前から2歳の2戦目まで担当していました。調教にも乗っていましたが背中の良さは別格。気性は最初からおとなしくて物怖じしない馬でした。
最初はソエで脚が痛くて能力もやっと受かって、それが休養から帰ってきたら乗り味がガラッと変わっていました。
新馬戦の追い切りの時にB級馬をラクに突き放してましたから、この馬の素質はものが違うなと確信に変わりました。

――石崎騎手といえば、腹をくくった大胆な騎乗が印象的ですが、レース騎乗で心がけていることはありますか?
石崎
 こう乗ろうと決めつけ過ぎないことですね。
いろいろ考えて、いくつもパターンを自分の中で描いて乗れば、ゲートが開いてどういう流れになってもいい判断ができます。
まずは折り合いをつけることを意識するようにしています。

――クイーン賞が行われる船橋1800mの攻略法はありますか?
石崎
 スタートしてからのストレッチも長いし、ポジション取りもそんなにあわてなくていい。枠順の差もそうありません。
船橋コースはトリッキーでもないので馬の力を出せる乗り方を考えて、折り合いをつけることに気をつけて乗ります。ただ、あまり頭数が少ないとスローペースになって前が有利。そのときの馬場状態も大事です。

――船橋競馬全体の傾向はどうでしょう。
石崎
 ある程度、距離があるレースでは前目で競馬をしますね。ペースが流れることが少ないので。
マイルくらいまでの方がみんなポジション取りたがってペースが速まることの方が多いですね。

――船橋ジョッキーズフェスティバルは第7戦まで終了して石崎騎手は第2位。1月開催の決勝ラウンドでは年間チャンピオンが決定します。
石崎
 騎乗馬が抽選なので、乗ったことのない馬に当たることも多くて、そういう楽しみはありますね。
船橋の騎手だけで乗るレースもそうありませんし、トップ目指してがんばります!